空手着「HAYATE」生地の作り手

「株式会社タケヤリ」明治21年創業 131年の歴史ある会社

タケヤリ

空手着用の高密度帆布を織る上で非常に重要だったのが織元の選定です。
高い技術力がないと高密度帆布自体が織れない。
もともと少林寺拳法をやっておられた事、武道への理解が深い事も今回の提携の大きなポイントでした。



■(株)タケヤリ

明治21年創業
1952年クラレとの連携でビニロン織物の開発に成功
ここから産業資材メーカーとして発展する。
現状も、産業用資材として大規模ロットの仕事がメイン。

織物に適した土地。倉敷帆布

倉敷

昔は自然環境に品質が大きく左右されていたが、倉敷の地は織物産地として恵まれた自然環境にあったという背景がある。
その環境が歴史のある帆布(はんぷ)メーカーを生み、
その知識とノウハウ・センスを盛り込んだ最高級品質の空手着用帆布の開発に成功した。
日本の伝統文化だからこその、こだわりぬいた製品作りが実現しました。

MB2030(NF-2)

NF-2

次世代の形用空手着を追求
分厚い生地から音が鳴るのは当たり前であり、追求したのは「いかに軽く、薄く、音鳴りを出すか


そこで採用されたのが、ユニチカパルパー糸(二層構造紙)

NF-2

「パルパー」は、機能性に優れたポリエステル繊維の周りを、肌に優しい綿で包みこんだ、
綿とポリエステル、互いの良い面を引き出した理想的な素材だが、
さらに、軽く・薄く・音鳴りを良い空手衣生地にする為に、打ち込み回数を織機の限界近くまで高めた。
それだけでは表面の「綿」の風合いが損なわれてしまうのだか、職人による絶妙な引張強度の設定により、
肌ざわりの良さを兼ね備えた形用空手着生地が誕生した。

実は工場長が空手家であり、作り手自らが「空手選手が喜ぶ生地」を追求した事も、成功した要因となると思う。

このように、NF-2は完全オリジナル規格の空手着と言える。

K-300(CF-1)

CF-1

絶対的な風合いを追求

国内でタケヤリのみで使用している50年前のベルギー製シャトル織機

シャトル織機 シャトル

ベルギー製ピカノール織機を使用し、他にはない肌ざわりと生地自体の風合いを出している。
ピカノール織機は織スピードが遅く生産性はない。最新の織機と比べればスピードは遅いが、ゆっくりと糸を打ち込んでいく為、
高密度でありながらふくらみのある品質のいい帆布となる。
古い織機を使うほど熟練工の技が必要になる、「CF-1」は日本の技術力を感じて頂ける生地となっている。

MBPA11(NF-1)

NF-1

「NF-2」と同じくパルパーを使い、少し重量を出し、音の質感を追求した生地。
一般の11号帆布よりも打ち込み本数を縦横共に増やしている。
トップグレードの重厚感のある音鳴りと高品質の帆布の空手着。
演武により、使い分けの出来る規格を実現した。

MB1000

薄くなればなるほど難しい。
パルパーを使用した型崩れの無い薄い生地の開発

糸巻準備の熟練工が可能にした薄い生地
生地が薄くなるほど、準備工の精度が非常に重要になる。
この道40年の熟練工が可能にした精度の高い糸巻工程により可能となった
シリーズ最薄の高品質生地。